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2019.12.19
次世代住宅ポイント制度の実施状況について(2019年7月~10月)
この記事の執筆時である2019年12月10日現在、当制度の2019年の7月、8月、9月、10月の末における実施状況の集計が公式サイト上で発表されています。
この記事ではレポートから読み取れる、現時点で見えてくる動向や人気のある交換商品の傾向などをご紹介したいと思います。
次世代住宅ポイント制度利用の際の参考になれば幸いです。
次世代住宅ポイント制度の実施状況(令和元年7月末時点)
次世代住宅ポイント制度の実施状況について(令和元年7月末時点)
7月末の時点では、まだポイントの交換が始まっていないため、新築やリフォームを行った方によるポイントの申請と、それに対するポイント発行状況のレポートになっています。
これを見ると、7月中に新築とリフォームを合わせて4,617戸、7月までの累計で7,876戸の申請が行われています。
一方、ポイントの発行は7月の一ヶ月間で13億3,051万50ポイント、累計で17億5,339万6,000ポイント。
申請状況と比較すると、7月は3,259戸の申請に対して4億4,824万6000ポイントが発行されたことがわかります。
さらに細かな内訳を見ると、新築においてはビルトイン食器洗機や掃除しやすいレンジフードなど、家事負担軽減に関連する部分をポイント対象として多く利用されており、またリフォームでも似たような傾向が見られることで、多くのみなさんが家事負担軽減に関心を持っていらっしゃることが推測されます。
次世代住宅ポイント制度の実施状況(令和元年8月末時点)
次世代住宅ポイント制度の実施状況について(令和元年8月末時点)
続いて8月末の集計を見てみましょう。
こちらもまたポイント交換前なので、ポイント申請と発行状況のレポートです。
8月の申請は、新築・リフォーム合わせて5,986戸で、累計が13,862戸。8月のポイント発行は新築・リフォーム合わせて14億617万4000ポイント、累計で31億59,57万ポイントでした。
7月に比べると、月あたりの申請も発行ポイントも増えてきており、この制度が徐々に浸透しはじめてきたことがわかります。
次世代住宅ポイント制度の実施状況(令和元年9月末時点)
次世代住宅ポイント制度の実施状況について(令和元年9月末時点)
9月の状況です。
9月の一ヶ月間の新築・リフォームを合わせた申請数は7,910戸、累計が21,772戸。
一方、発行ポイントは9月分が21億896万6000ポイントで、累計が52億6,853万6000ポイントとなりました。7月や8月に比べて発行ポイントが一気に増えてきたことがわかります。
顕著な傾向として読み取れるのは、ここに来て総申請数におけるリフォームの割合が高くなってきたことです。
これは10月の消費税増税を直前に控え、次世代住宅ポイント制度が話題にあがることが多くなってきたことも要因のひとつになっているのかもしれません。
次世代住宅ポイント制度の実施状況(令和元年10月末時点)
次世代住宅ポイント制度の実施状況について(令和元年10月末時点)
10月からはいよいよ消費税が8%から10%に引き上げられ、同時に、次世代住宅ポイントの商品交換がスタートしました。
実施状況レポートにもこれまでのポイント申請と発行状況の報告に加え、新たに交換商品に関する集計も追加されています。
まずはポイント申請と発行状況から見てみましょう。
新築・リフォームを合わせた10月の申請数は17,350戸、累計39,122戸。
10月のポイントの総発行は31億8,105万4,000ポイント、累計で84億4,959万ポイントになりました。
なお、具体的な数字は割愛しますが(公式サイトでのレポートでご確認下さい)7月、8月と、新築とリフォームでは、新築での制度利用比率が圧倒的に高かったのですが、9月からリフォームの数が多くなり、10月は新築、リフォームの数があまり変わらないほどになっています。
以下に4ヶ月の推移を簡単にまとめてみます。
7月からの一ヶ月の総申請数の推移は…
7月・4,617 → 8月・5,986 → 9月・7,910 → 10月・17,350(戸)
7月からの一ヶ月の発行ポイント数の推移は…
7月・13億3,051万 → 8月・14億617万 → 9月・21億896万 → 10月・31億8,105万(ポイント)
9月から大きく利用が増え始め、10月にはそれが一気に爆発した感がありますね。やはり消費税増税とポイント交換が始まったこと、ポイントの申請や発行は先行して始まっていたものの、原則としては増税後の工事完了、引き渡しの物件が対象となる制度であることが大きな要因だと思われます。
それでは次に交換商品に関する集計を見てみます。
商品の交換情報については『政策テーマ毎の交換状況』、『カテゴリ毎の交換状況』、『ポイント毎の交換状況』の3つの集計がまとめられています。
政策テーマ別のポイント交換状況では「省エネ・環境配慮に優れた商品」と「家事負担軽減に資する商品」のふたつが突出しており、さらにカテゴリごとの内訳を見ると家電が圧倒的に多く、中でもキッチン家電と掃除・洗濯家電の利用が目立ちます。
さらにポイント別の交換状況を見ると、50,100ポイント以上の交換が多いことから、キッチン家電については冷蔵庫、掃除・洗濯家電では洗濯機や掃除機に人気が集まっていることが予想できます。
また、それ以外では、雑貨・日用品のカテゴリにある「キッチン・バス・トイレ・掃除・洗濯用品」、食料品・飲料カテゴリの「食料品」が多くなっており、ポイント交換状況も500~10,000ポイントの利用の件数と併せて見ると、まずは高価格帯の家電から冷蔵庫、洗濯機、掃除機などと交換し、余ったポイントを、比較的価格帯の低い「キッチン・バス・トイレ・掃除・洗濯用品」や「食料品」と交換しているという構図が見えてきます。
まとめ
4つのレポートを総合すると、「まずは家電などの高額商品と交換し、余ったポイントを低額商品に使う」というポイントの使い方が浮かび上がってきました。
このようなポイントの交換パターンは、じせポ!編集部でも以前から予想しており、今回のこの統計はそれが実際に裏付けられた形になります。
この傾向は基本的に今後も続くと思われますが、ポイント利用者も増え、魅力的な交換商品がどんどん追加されていく中、今後どのように推移していくか注目したいところです。
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