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次世代住宅ポイント制度、「一定の性能を有する住宅」に追加される「さらに性能の高い住宅」とは?
新築住宅が対象の「さらに性能の高い住宅」ってどんな住宅?
注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入(完成前・済みともに)で「一定の性能を有する住宅」であれば、30万ポイントがもらえます。
そこへ追加で「さらに性能の高い住宅」となれば5万ポイントが加算されます。
さて、この「さらに性能の高い住宅」とはどんな住宅なのでしょうか?
国土交通省が次世代住宅ポイント制度の資料を公開しています。その内容には、「さらに性能の高い住宅」として、
・認定長期優良住宅
・認定低炭素建築物
・性能向上計画認定住宅
・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
上記4項目が記載されています。
住宅購入やリフォームを検討されている方なら、聞いたことのある言葉かもしれません。
次で詳しくご紹介したいと思います。
「認定長期優良住宅」に関して
1つめの「認定長期優良住宅」ですが、国土交通省で内容の詳細が告示されていて、長期にわたって良好な状態で使用するための措置が、建物の構造及び設備に講じられた優良な住宅のことを長期優良住宅といいます。
はっきり言うと、比較的劣化しやすい外壁や内装などは、途中でリフォームすることが前提ですが、構造躯体の耐久性の目安は100年です。
対象となる住宅は、新築・既存住宅のリフォームどちらでも申請が可能となります。
この長期優良住宅の認定は、工事完了後ではなく着工前に計画書類を作成し、所管行政庁に申請しないと認定を受けることができません。また、申請には費用と時間がかかります。
ただ、長期優良住宅に認定されれば国の補助を受けることができるため、メリットももちろんあります。
「認定低炭素建築物」に関して
2つめの「低炭素建築物」とは、二酸化炭素排出の抑制に資する建築物で、所管行政庁(都道府県、市又は区)が認定を行うものです。
こちらも新築・既存住宅のリフォームのどちらでも申請が可能で、着工前の計画書を作成して申請することで認定を受けることができます。
省エネ法による省エネ基準に比べ、一次エネルギー消費量がマイナス10%以上になることなど、経済産業大臣、国土交通 大臣及び環境大臣が定める基準に適合するものが認定対象となります。
「性能向上計画認定住宅」に関して
3つめの「性能向上計画認定住宅」とは、建築物省エネ法に基づく措置が講じられた住宅のことです。
背景には、「パリ協定」(2016年11月発効)による温室効果ガス排出量の削減に向け、住宅や建築物の省エネルギー対策強化、住宅・建築物の規模や用途ごとの特性に応じた実効性の高い総合的な対策を講じることが必要とされているためです。
「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」に関して
最後の「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」は通称ZEH(ゼッチ)とも呼ばれていますが、経済産業省・国土交通省・環境省の3省連携による支援事業です。
下記、経済産業省の資源エネルギー庁の資料から抜粋します。
「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。
<引用:経済産業省 資源エネルギー庁より https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index03.html>
これは、1つの住宅が年間消費するエネルギー量よりも、再生可能エネルギー設備を導入し創り出されたエネルギー量の方が上回る、実質エネルギー消費をゼロ以下にする住宅のことです。
ポイントとしては、
●断熱性能、遮熱性能を上げる
●省エネ機器を導入する
●創エネ設備を設置する
初期費用やメンテナンスなどの費用はかかりますが、年間の光熱費がなくなる、電力を売ることもできるなど、自宅でエネルギーをまかなえるメリットは大きいですね。
また、地震などの災害や非常時など、いざというときに使えるエネルギーがあるというのは大きな魅力ですね。
おわりに
現在、日本では2020年問題という言葉が大きくなってきているのをご存知でしょうか。
自国でのオリンピック開催はもちろんですが、それによる雇用の問題やマンション問題、少子高齢化や教育問題などさまざまあります。
先ほども少し説明しましたが、パリ協定も2020年以降実施していく温室効果ガス排出削減等のための新たな国際的な取り組みのひとつです。
そのため2020年以降も、地球環境に優しい暮らしの実現のため、「住宅の省エネルギー化」がますます進んでいくと予想されています。
次世代住宅ポイント制度もその後押しをする施策のひとつなのかもしれませんね。
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