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2020.1.9
次世代住宅ポイント・よくある質問【リフォーム編】

次世代住宅ポイント制度の公式サイトでは、「よくあるご質問」は【https://www.jisedai-points.jp/faq/】
で順次更新・公開されています。
質問は「制度全般」・「新築住宅」・「リフォーム」・「ポイントの交換」の4項目に分類され、それぞれPDFファイルにまとめられています。
電話による問い合わせは、土・日・祝日を含む 9:00~17:00 の間で受け付けていますが、繋がりにくくなっており、問い合わせしたい場合は、電話の前にサイト内の解説ページや「よくあるご質問」を確認してほしい旨アナウンスされています。
現在、PDF資料による最新の「よくあるご質問」は、4つのうち「新築住宅」と「リフォーム」の2項目が2019年12月10日の日付で更新されており、そのふたつに関する質問が多く寄せられているようです。
ここでは、そのうちの「リフォーム」についての質問にふれていきます。
知っておきたい主な用語
質問および回答の中には、各種法律や制度に関連する専門用語や普段はあまり聞き慣れない言葉も出てきます。
用語を正しく理解していないことで後々トラブルの種になったり、最悪、ポイント申請できないといった失敗を避けるためにも、ここでいくつかの用語を解説します。参考になさってください。
●リフォームとリノベーション
リフォームとリノベーション。よく耳にするこのふたつの言葉は同じような意味で使われることが多いですが、厳密には違いがあります。
リフォーム
元の状態に戻す、古くなった建物を新築当時の状態に原状回復すること
リノベーション
既存の建物を工事して、性能を新築の状態よりも上げたり価値を高めること
例えば、マンションのクロス(壁紙)や床材の張替えはリフォーム、間取り変更などはリノベーションになります。
次世代住宅ポイント制度で使われている「リフォーム」という表現は、実際は「リノベーション」の方が適切ですが、言葉の馴染みやすさからあえてリフォームという言い方を使っているのでしょう。
●コンバージョン
上のリフォームとリノベーションに関連して、「コンバージョン」という言葉もあります。
こちらは、建物を用途変更するためのリノベーションのことで、例えば、倉庫や古民家をカフェに改修したりすることをコンバージョンと呼びます。
●外皮(がいひ)
普通に辞書を引くと「外側を包む皮」ですが、建築の分野で言う外皮とは、建物の外周(外壁、屋根、窓)のことを指します。
雨風をしのぎ、暑さや寒さをやわらげ、快適な室内空間を保つ役割があります。
●インスペクション
専門知識を持った第三者が、各種製品などの品質を検査・評価することです。
不動産関連で使われる場合は、建築士や住宅診断士などが、物件の劣化や不備などを診断・評価することを指し、改修のアドバイスや売却の際の価値を確認するために行われます。
目視での標準的な診断で、一般的には5万~8万円程度の費用がかかります。ホームインスペクションまたは住宅診断と言う場合もありますが同じ意味です。
●既存住宅
あまり聞かない言葉ですが、建築・不動産業界ではよく使われる用語です。
完成から1年以内で、まだ人が住んだことがない住宅を”新築住宅”と呼び、それ以外を「既存住宅」と言います。一般的によく使われる「中古住宅」とほぼ同義語です。
当然ながら、完成から1年超経過した住宅、または1回でも居住実績のある「既存住宅」は、次世代住宅ポイント制度の”新築”でのポイント発行対象にはなりません。
●バリアフリー
元々は、高齢者や障害者が支障なく生活できるよう、社会のあらゆる障壁を取り除くことを言います。
住宅における具体的なバリアフリー施策としては、段差をなくす、階段やトイレ等に手すりをつける、浴室の床をすべりにくくする、浴槽の位置を低くするなどがあります。
以上、いくつかの用語を解説してみました。日常で使う言葉でも、建築・不動産・法律で使われる場合には少し意味合いが変わるものもありますので注意が必要です。
これ以外にも建築や不動産に関する専門用語は数多くありますが、次世代住宅ポイント制度を上手に活用するために、この機会にご自身でも積極的に理解を深めることをおすすめします。
よくあるご質問「リフォーム」の質問内容と回答
リフォームの場合、新築と違ってリフォーム前の状態に関する証明手続きが必要となることや、対象となる工事内容や建材等の条件が細かく指定されていることもあり、質問項目が新築よりも多くなっています。
以下、いくつかの質問と回答を抜粋し、若干補足を加えてご紹介します。
■Q2:過去に別の補助金を受けている住宅を、今回リフォームした場合、対象になりますか?
A2:過去に補助金の交付を受けていても、要件を満たすリフォームを行えば、ポイントの発行対象となります。ただし、今回のリフォーム工事で撤去等をすることにより、過去に受けた補助金の交付要件等に抵触することがないか、当該補助金の実施主体に確認した上で、本制度の実施を検討してください。
[じせポ!編集部による補足]
次世代住宅ポイント制度と併用できる主な補助制度は、キャッシュレス・消費者還元事業、住宅ローン減税等の税制優遇、すまい給付金、被災者生活再建支援制度です。
他にも、工事請負契約が別である場合は併用できる制度もありますが、元々受けた補助制度の要件に抵触しない範囲でリフォームを行わなくてはいけないという注意を促しています。
また、従来の住宅エコポイント制度、省エネ住宅ポイントでポイントを取得した住宅をリフォームした場合でも、要件を満たしていれば対象になります。
■Q51:最低使用量を満たさない外壁、屋根・天井又は床の断熱改修を行った場合でも、省エネ基準に適合すれば、対象になりますか?
A51:最低使用量を満たさない場合は、対象外です。 なお、最低使用量を満たしている場合は、省エネ基準に適合しない場合であっても対象になります。
[じせポ!編集部による補足]
これは素人が判断できる内容ではありません。
適用建材についてもメーカーや製品型番の指定がありますので、専門家でないとわからない範疇になってきます。
次世代住宅ポイント制度に精通した信頼のできる施工業者を選ぶことが大切になります。
■Q56:浴室やトイレを広くする工事や、2部屋の間仕切りを取壊し居室を広くする工事は通路幅等の拡張の対象になりますか?
A56:浴室や、居室等の空間を広げる工事は対象外です。
[じせポ!編集部による補足]
これはバリアフリーに関する質問ですが、バリアフリー本来の意味を考えると、車椅子のまま入れるスペースを確保するための工事はバリアフリー化という目的にかなったものだと言えます。
ところがこのような例外もあるため、ひとつひとつのリフォームが、次世代住宅ポイント制度の適用要件にあてはまるかチェックする必要があります。
上に取り上げた質問も含め、次世代住宅ポイント制度の公式サイトにある「よくあるご質問・リフォーム」 のPDFファイルには、全部で70の質問と回答が紹介されています。
疑問・質問のある方は下記からチェックしてみてください。
よくあるご質問・リフォーム(更新日:2019年12月10日)
https://www.jisedai-points.jp/doc/faq_reform.pdf
次世代住宅ポイント事務局以外の問い合わせ先は?
この記事の冒頭に記したように、次世代住宅ポイント事務局への電話は非常につながりにくくなっています。PDF資料の「よくあるご質問」で疑問が解決せず、さらに次世代住宅ポイント事務局へなかなか問い合わせできない場合は、下記の方法も試してみてください。
●受付窓口に相談してみる
次世代住宅ポイント制度では、「次世代住宅ポイント事務局」の他に、各都道府県の民間企業に「受付窓口」としての業務を委託しています。
受付窓口は基本的に申請書類の受領を行ないますが、ある程度の問い合わせにも対応してくれるでしょう。
「受付窓口」はこちらのページから検索できます⇒
https://www.jisedai-points.jp/user/procedure/liaison/Index
●施工業者に相談してみる
次世代住宅ポイントの申請は住宅事業者等の『代理申請』が認められており、施工業者の中には積極的に問い合わせを受け付けているところもあります。
詳しい手続きなどは、施工業者(委託先の住宅事業者)に問い合わせてもいいでしょう。
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次世代住宅ポイント・よくある質問【リフォーム編】
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